Uターン・Iターン転職のメリット・デメリット

転職活動を機に出身地や地方へ移住する、Uターン・Iターン転職。
特に出身地に戻って働く事は、転職する上で1つのポイントと考える方もいるのではないでしょうか。

今回はUターン・Iターン転職のメリット・デメリットについてご紹介します。

Uターン転職とは、地方から進学や就職のために都心部へ移住後、転職を機に出身地に戻る事を指します。
「生まれ育った地元で働きたい」という思いや、「両親・親戚の介護が必要」といった内容が主な理由になるのではないでしょうか。

一方Iターン転職は都心部の出身者が地方への転職を考え移住する事を指します。
「地方の落ち着いた環境で働きたい」「その地域ならではの仕事をしたい」といった理由が考えられるでしょう。

近年は地域の活性化を目指し、各自治体による転職の支援や、地方の企業が採用に力を入れる動きがあり、
Uターン・Iターン転職は増加傾向にあるようです。
そんなUターン・Iターン転職ですが、以下のようなメリット・デメリットがあります。

■メリット
・地方自治体の支援を受けられる
Uターン・Iターンで地方へ転職すると、住宅手当や子育て支援等を受けられる場合があります。
支援内容は自治体によって様々ですので、事前に調査は必要です。
九州や福岡については、当社のキャリアコンサルタントがご相談に応じます。

・通勤が快適になる
都心部で避けて通れないのが、通勤の問題ではないでしょうか。
職場の近くに住めないことも多く、通勤時間や通勤ラッシュに不満を感じている方も多いと思います。
地方で働く場合、車での通勤や職場の近くに住む事でそのような負担を減らす事に繋がります。

・ゆとりを持った生活が出来る
交通面以外にも、都心と比べて家賃が低い場合や物価が低い事が多く、生活費を押さえる事が可能でしょう。
また自然の多い地域や交通量の少ない地域など、落ち着いた環境で仕事、私生活を送れるのもメリットです。

・両親、親戚の近くで生活が出来る
Uターンの場合になりますが、仕事が忙しい時に子育て等で両親に助けてもらう事で、仕事に集中する事が出来ます。
両親が高齢になった場合には、都度時間を掛けて介護に行く負担を減らすことも出来るでしょう。

■デメリット
・現在の勤務先から賃金が低くなる
賃金については、都心部の平均年収と比較して、地方の平均年収は100万円近く差があると言われています。
家賃などの生活費が抑えられるとはいえ、貯蓄に回せる額が変わらない場合や下がる場合もあるため、
転職後の生活費について見積もりを立てて判断すると良いでしょう。

・希望した地域で、自身にマッチした就職先を見つけるのが難しい
移住したい地域で企業を探す場合、募集が少なく自分が希望する内容の企業がなかなか見つからない場合があります。
特に都心部で働きながらですと、企業訪問や面接などを受けるために何度も移動出来ないため、十分な下調べが必要となるでしょう。

・思った通りの生活ができない
移住先での働き方、生活の良さに憧れて転職したものの、実際に住んでみると期待していた内容と異なる場合もあります。
特にIターンの場合は、その地域で生活を事前に調査しておき、期待通りに暮らせるか確かめておく方がよいでしょう。

ここで上げたメリット・デメリット以外にも都心部と地方では働き方、生活様式に様々な違いがあるでしょう。
遠隔で転職活動を進めると、企業訪問に手間が掛かる場合や地域の特性を知る機会が少ないかと思います。

当社のサービスでは、希望した内容の企業や、ご紹介や、賃金の相談など転職活動をサポート致します。
九州・福岡の地場企業や、生活などについても相談に応じますので、是非ご相談下さい。