面接対策に効果的な自己分析 ~SWOT分析~
転職をするに当たり面接は避けては通れません。
しかし、IT技術者の多くは面接を苦手としているのではないでしょうか。
その面接攻略の第一歩となる「自己分析」について触れていきたいと思います。
ポイントは自己分析をきちんと行い、自身の長所や短所をしっかり伝えること、
またあなた自身がどのような考えを持って、転職活動を行っているか明確にすることです。
上記の点をしっかり整理すれば、これまでよりも面接に対するハードルが下がって来ます。
今回は面接対策の第一弾として「SWOT分析」をご紹介します。
SWOT分析(-ぶんせき、SWOT analysis)とは、目標を達成するために意思決定を必要としている組織や個人のプロジェクトやベンチャービジネスなどにおいて、外部環境や内部環境を強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会 (Opportunities)、脅威 (Threats) の
4つのカテゴリーで要因分析し、事業環境変化に対応した経営資源の最適活用を図る経営戦略策定方法の一つである。
(wikipediaより引用)
まずは内部環境、内的要因として、あなた自身の強み、弱みを考えてみましょう。
これまでの経験や考え方から、あなた自身の強み、弱みを挙げていきます
自分の性格が○○だから、△△は強みだ、□□は弱みだと分類できればベターですが、
始めはこれまで積み上げたキャリアや経験したプロジェクト、専門的な知識などを
強みに分類しましょう。
また、最近うまく行かなかった事、先輩や上司に叱られた事は弱みとして挙げてみましょう。
次にあなたを取り巻く環境から機会と脅威について、分析しましょう。
こちらは少し視野を広げて分析を行う必要があります。
例えばあなたから見たIT業界の今後、今の会社で働き続けた場合どうなるか、
転職先でどのような活躍をしたいかなどをポジティブな視点、ネガティブな視点で
捉えると出て来やすいと思います。
転職したい企業を具体的に考えられていると、より効果的な分析ができる場合もあります。
これら4種類の項目が記載できたら「クロス分析」を行います。
今度は先程の強みと弱み、機会と脅威を項目として、強みをどのように活かすか、
弱みをどのように克服するかを考えていきます。
例えば「強み」としてあなたのキャリアにIoTや人工知能など、今後IT業界で
伸びてくる技術や知識、経験があり、「機会」として転職を考えている会社でそのような人材募集があれば
機会の活用として自身の強みを武器に積極的な転職に乗り出すべきでしょう。
また、「弱み」として自身のスキル不足やキャリア不足があり、「脅威」として
自社の経営不振がある場合は、弱みの克服として資格試験やキャリア形成を考えるべきです。
このように、SWOT分析を行うと、あなたが転職に向けて何をするべきか、
何をしなければならないかを考える手助けとなります。
同時に、面接で志望動機やあなた自身の性格に関して聞かれた際も、
しっかりと分析しておけば的確な受け答えが出来るため、好印象で乗り切ることが出来るでしょう。
もちろん、この他にも自己分析の手法はあります。
なかなか自分一人で自己分析したりキャリアを振り返って整理するのは上手く行かないものですが、
その場合は我々キャリアコンサルタントがお手伝いしますので、よければご相談下さい。
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